幼保連携型認定こども園

もえれのもり

学校法人 清明学園
SEIMEI INSTITUTE

「もり」の記憶は

「生きぬく力」へ

園長あいさつ

 乳幼児にとって生活全ては遊びであり、学びです。日々の生活の中で繰り返される基本的な生活習慣においてもなぜ?どうして?と疑問に思うことを試し、ときにはいたずらとも思えるような探索活動をしながら学んでいるのです。そんなときは大人は子どもの目線に立ち、必要以上の言葉がけをせず、子どもを信じて見守ることがとても大事です。温かい眼差しで見守られている子どもは自ら育つ力を十分に発揮し、周りへの興味・関心を広げながら意欲的に遊び、さまざまなことに挑戦する気持ちが育ちます。ときには思い通りにいかず失敗することもありますが、そこで生まれる葛藤や悔しさを味わうことで自ずと答えを導き出そうとする新たな力が生まれます。  その経験の積み重ねが探究心・忍耐力へとつながり、さらに思考力・集中力を育てていきます。人とのかかわりにおいても自分の気持ちを出し合い、ぶつかり合うことで相手の気持ちに気付き、思いやりの心が生まれるのです。子どもたちを取り巻く環境が便利になっている今だからこそ、もえれのもりは急がずゆっくりと生活や遊びのなかでたくさんの学びができる場として乳幼児期に最も大切とされている目には見えない心の育ちである「非認知能力」を育んでいきます。

学校法人 清明学園/もえれのもり 園長
信田 昌絵

ナンデダロウ人になろう

保育理念

子どもにとって遊びは生活そのもの、学びそのものです。遊びをとおして多くの経験を重ねるなかで、生きぬく力を獲得していきます。遊びに没頭することで「集中力」を、子ども同士のかかわりから「集団生活のルール」を、自分以外の誰かから認められ、求められることで「自己肯定感」を育みます。子どもが遊びこめる環境づくり、子どもの心を育てる保育者のあり方を見つめ、「人・物・時間・空間・自然」などあらゆるものを、子どもの視点で考え、子どもの心に寄り添った温かい保育を目指します。

場所と時間、人とのふれあい
遊びこむための環境づくり

自ら進んでさまざまな遊びができるコーナーや、年齢やクラスを分け隔てず多くの友達と触れ合える場を園舎の内外に整えています。そうした環境で遊びこむことが、「集中力」「協同性」「意欲」「創造性」「思いやり」「感動」など、「生きぬく力」のもとになるのです。

一人ひとりが違うこと
遊び合って、知っていく

やさしい子、好奇心旺盛な子、慎重な子、やんちゃな子、いろんな個性の子どもたちが一緒に遊ぶと、ときにはケンカもおこります。悔しい気持ち、友達を思う気持ち、嬉しい気持ち、協力する気持ち、友達との関わり方も遊びのなかで体験し身につけます。

助け合って、信じ合って
子どもたちの「今」を見守る

子どもはまわりにいる大人の日々の姿や行動、生き方を見て、良いことも悪いことも学びます。家庭とこども園という異なる環境で過ごす子どもの生活とその変化について、保護者と保育者は語り合い、助け合い、より深い信頼関係のなかで、日々の成長を見守ります。

こころとからだ、

まるごと全部で、遊びこむ

トンネルをくぐって、山に登って、夏は全身で泥んこ遊び。大切にしたいのは子どもたちが遊びに没頭できること、心も体も、まるごと全部で遊びこむことです。「もえれのもり」には、子どもたちが遊びこむための園庭があります。築山やトンネル、タワーや物見台、一本橋や三段砂場まで、心と体をたくましく育むための工夫や仕掛けがちりばめられています。年齢も性別も体の大きさもさまざまな子どもたちが一緒に遊ぶなかで、初めてのことや難しいことにもチャレンジします。最初は失敗して、ヒヤリとするかもしれません。けれど、しばらくすると子どもたちは自分で考えて解決できるようになります。これはまさに非認知能力(内面)が育っている証拠。昨日できなかったことが、今日はできるようになった。その達成感が子どもの心を強くします。 土や木、水や雪、自然とふれあうなかで、自分の好きな遊び、友だちとのかかわり方、危険を察知して防ぐ方法、豊かな創造、意欲を広げるヒントなど、子どもが育つためのきっかけが園庭にはあふれています。

ストライダーやバギーは、子どもたちと相談し約束を決めた免許制。園庭を縦横無尽に駆け巡ります。

園庭で人気の三段砂場。穴を掘ったり、といを使って水を流したりと遊びが盛り上がります。

簡単には登れないタワー。何度も何度も挑戦し、登れたときの達成感は格別。子どもたちの自信へとつながります。

トンネルを行ったり来たり・・・。中の暗さがほどよくて、そのままかくれんぼになることも。

五感を刺激する泥・水遊びは、感触を味わったり性質を感じる格好の遊びです。

年齢に合わせて保育教諭が手作りしたブランコ。自分の足でこげるようになるまで何度も地面を蹴り続けます。

もえれのもりは、「生命いのちの森」

ホールコーナー

広々とした空間で、体を思いきり動かして遊べるホール。フープや巧技台のすべり台も人気です。

えほんコーナー

木に囲まれた温もりある空間で、絵本の世界に入り込みます。絵本を借りるのも楽しみの一つです。

乳児フロア①

やわらかな日差しが心地良い。ここでは時間の流れが穏やかです。

乳児フロア②

家庭的な雰囲気のなかで、保育教諭との信頼関係を深めながらゆったりと遊びます。

オープンスペース①

外が嵐でもコマ回しやおままごと、制作遊びなど、遊ぶ意欲を引き出します。

オープンスペース②

オープンスペース③

おいしさ、あふれる

「もりのきっちん」

みんなで食べるごはんは楽しい時間。「いいにおい」「あったかい」「なんだろう?」「ぷちぷちする」「おいしいね」と、子どもたちが自分の五感を開いて、感じる力を豊かに育む大切な時間です。こうして、子どもたちが食べる給食は、園内の「もりのきっちん」で作ります。味覚の発達する時期に本物の味を知ってもらうため、メニューは旬の食材を使っています。友達と一緒に準備や後片づけをすることで、食事のマナーやルールを自然に身につけます。

本物の味を知ってほしいから
献立は素材の風味を活かす
和食が中心です


安心な食材を、素材をいかす味つけで

乳幼児期は身体や味覚を育てる大切な時期です。食べ物本来の味を「おいしい」と感じる力を育むため、食材はもちろん加工品や調味料もできるだけ添加物の入っていない良質なものを使います。例えばお米は食味ランク特Aの減農薬栽培による道産ななつぼし、低温殺菌のこだわり牛乳、ハムなどの加工品は発色剤を使わない無塩せきのものなど。味つけはかつお節や煮干しでしっかりだしをとった薄味の和食が基本です。だしをきかせることで、薄味でもおいしく食べることができ、素材そのものの味を感じられます。


食器は食べやすく安全に

給食を盛りつける器は、子どもの手でも安定して扱える「強化磁器食器」を使用します。乳児期の子ども用は食器の周辺部にそりかえしがあるので食べ物が逃げにくく、食べやすいつくりになっており、自分で食べる力を育みます。また、お椀とおやつ皿は、木のぬくもりを感じられる「大野木工」のものを使用しています。この器は、職人が一つひとつ手作業で仕上げており、食品衛生法、食品添加物などの規格基準に適合した安全な食器です。

からだをつくる大切な時期だから
不要なものを含まない
安心な食材を使います

アレルギーに配慮します

ご家庭と連携してアレルゲンとなる食材を除くなど、段階に合わせてアレルギーに対応します。


成長に合わせた離乳食(乳児部)

子ども一人ひとりの成長に合わせて、そのときに必要な離乳食を用意します。栄養士と保護者の方とで相談しながら一緒に考えます。

野菜を育て収穫します

園庭には子どもたちと一緒に作る畑があります。自分の手で野菜を育て収穫することで、野菜と季節の関わり、自分の体と栄養のことなど、食べ物の大切さを知ることができます。

ボクだって、ワタシだって、意志がある

乳児部

乳児部ではひとりの子どもを同じ保育者がお世話する育児担当保育を行います。初めて親元を離れる0歳から2歳の子どもが安心して過ごせるように一人ひとりの育ちと生活リズムに合わせて子どもたちを見守ります。 乳児の生活のなかでもとくに大切な食事と排泄をいつも同じ大人が継続して行うことで、子どもとの信頼関係を築きます。また、食事やお昼寝をいつも同じ場所にしたり、リラックスできる場所をつくったり、できるかぎり家庭に近い雰囲気を整えます。 こうして家庭と園とで生活のリズムを合わせることで、「今は~をする時間」「この後は~をする」とわかり、1歳、2歳と自我がめばえるにしたがって、主体的に行動できるようになります。このときに大切なのは無理をさせないこと。子どもの気持ちがしっかりそちらに向いてから行動できるよう、その子の意思を尊重します。 保育者から声をかけるときも、自分に話しているとわかるように、子どものそばで言葉を手渡すように話します。子どもの育ちは年齢が小さいほどその差は大きく、家庭によって生活のリズムも異なるため、早さも一定ではありません。その日、そのとき、一人ひとりの子どもに合わせて、大人を必要としているときのサインを見落とすことなくさりげなく手を差し伸べる。大切なのは早さよりも順序です。決して急がず、無理はさせず、乳児期だけの育ちの時間をゆっくりたっぷり過ごします。


乳児部がめざす子どもの姿

  • こころもからだも健やかに、よく遊ぶ子ども
  • 食事やトイレなどの生活習慣を身につけた子ども
  • 0歳

    温かいふれあいを重ね情緒を育みます。

    1歳

    自我のめばえを見守りサポートします。

    2歳

    「自分でやる!」気持ちを大切にします。

    まいにちの

    せいかつのこと

    園の取り組み

    子どもが触れるもの、目にするものは自然から生まれたものを基本としています。プラスチックや合成洗剤などの化学物質を使用しないくらしの心地よさを知り、温かいぬくもりを感じながらの生活のなかで、心身共に豊かに育ってほしいと願っています。

    木のおもちゃ

    触れる、なめる、噛む・・・。そんな乳幼児の五感を満足させてくれるぬくもりあふれる木のおもちゃを取り入れています。

    園内装飾

     壁面や棚には色画紙で作ったにぎやかなものではなく、家庭と同じように季節の飾りを取り入れながら、素敵な空間づくりを心掛けています。

    石けん洗剤

     身のまわりで使用する石けんや掃除用の洗剤は、純石けんや重曹、クエン酸など。化学物質を使わず、子どもの体や環境に配慮しています。



    もっともっとが

    きっとたいせつ

    その他の活動

    もっといろんなことを知って、もっともっと自分の世界を広げてほしいとの願いから、当園ではさまざまな課外活動を用意しています。芸術や語学、自然体験など、日常のなかで本物を知り体験することは、子どもの心にもきっと深く響くでしょう。

    おはなしのもり

    ピーター先生の英語であそぼう

    自然体験

    さまざまな自然の恩恵のうえに
    人間の『生きる!』が守られています

    理事長コラム

    近年、ミツバチが各地で大量死している問題は、決してはちみつが取れなくなる問題だけではなく、植物が受粉するための媒介が減ることで作物が育たず、人間が生きていくための大切な糧を失っていることになります。これは、農作物に使用している農薬にあるといわれていますが、人間が思うように制御しているようで、実は様々なひずみが出始めているのです。 子どもたちはドロドロになってどんな遊びにも発展できる自然の中で過ごすこと、植物を育てること、多様な色彩や定型のない造形に感動することなど、自然こそ人が生きていくことに欠かせない豊かな恵みであることを、乳幼児期から実際に触れることで、その大切さを心に刻んでいきます。ただし、同時に、自然は時として大きな危険をはらんでいます。例え大人の管理下であっても怪我をするときはあります。しかし、完全に人間が管理しているだろう人工物に囲まれたなかでの遊びには「極度な安全」が担保されても、「好奇心をくすぐる発展」はなく、心が揺さぶられる感動もありません。そして、人間は所詮自然の猛威に手も足も出ず、福島の原発事故のように、自らが作ったものまでコントロールの効かないことがあります。ミツバチの問題についても然りです。決しておごらず、受け入れながら他と共生する力、そして、この先降りかかってくるかもしれない危険や苦痛から、自らを守る術を獲得するには、乳幼児期からの良質な経験によって「生きぬく力」を獲得するしかありません。一時の利便・利益の追求ばかりではなく、先を見通すことこそ、未来への繁栄があるというものでしょう。 さぁ!今こそ保育のあるべき本質にせまるときです!一緒に楽しみながら考えていきませんか?

    学校法人 清明学園 理事長
    司馬 政一



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